
観光客から「美味しい店を教えてください」とよく聞かれます。
しかし、この質問に答えるのは難しく、地元住民として答えに迷うこともしばしば。
理由はシンプルで、富良野は水と米が美味しい地域なので、好みはあっても基本的にハズレが少ないのです。
この記事では、地元目線で富良野の食をさらに楽しむコツをご紹介します。
まず「何が好きか」を考えよう
観光客からの質問に答える際、我々がよく聞き返すのが「何が好きですか?」という質問です。
- ラーメンを選ぶのか?カレーを選ぶのか?
- ピッツァやチーズ、アイスクリームで富良野の乳製品を堪能するのか?
- 昼から焼肉とビールを楽しむのか?(上富良野のサガリか?ジンギスカンか?)
- それとも地元産の野菜料理に興味があるのか?
この答えは、あなたの好みによっておすすめは大きく変わります。
一方で「苦手なものはありますか?」も重要なポイントです。
例えば、生魚が苦手な方に寿司をすすめるのは親切な答えとは言えないでしょう。
(富良野のお寿司は本当に美味しいですが、そもそも苦手な人におすすめできない話…と念の為)
自分達の好みや苦手を把握してそれを伝えていただけると、より充実した食体験を提案することができます。
春と秋こそ富良野の食を満喫できる季節
富良野観光のピークは夏ですが、食を楽しむなら春と秋が狙い目です。
- 春: 地元産のアスパラガスが旬を迎え、みずみずしい味わいを楽しめます。
- 秋: 新米の収穫が始まり、かぼちゃやじゃがいもなどの根菜類が美味しい季節です。
周辺地域では、これらの旬の野菜を活かした料理が案外普通に提供されており、素材本来の味に感動するはずです。
食をテーマにした旅のすすめ
富良野での食の楽しみ方は、単に「美味しい店」を探すだけではありません。
食をきっかけに地域を知る「テーマのある旅」を計画するのがおすすめです。
例を挙げると
- 地元の特産品を巡る旅(チーズ工房体験、フルーツ狩り、市場+キッチン付きの宿でホームパーティー)
- 食材の収穫体験ツアー(アスパラガスの収穫体験&カフェでランチ、ファームビジット)
- 富良野で飲んだくれツアー♪(美味い酒と肴があれば他に何が入りますか?笑)
季節ごとの旬を楽しむプランを立てることで、食の楽しみが深まります。
これは家族でも楽しめるし、一人旅でリフレッシュをしたい人にもおすすめのスタイルです。
まとめ: 富良野の食をもっと楽しむために
富良野の食を最大限に楽しむには、自分の好みを考え、旬の食材に注目することがポイントです。
観光のタイミングを春や秋にずらすことで、夏とは違う豊かな体験が待っています。
旅行計画のメインに「何が食べたいか」を考えて、旬の食材をテーマにした旅も新たな発見があると思います。
地域の豊かな食文化が、あなたの旅をより特別で深みのある体験を与えること間違いありません。
レビューで高評価のお店や”映える店”も良いですが、それよりも「自分が食べたいものをテーマにした旅」を楽しんでみませんか?
富良野はローカル食堂の定食でさえ(むしろローカル食堂の方が?)かなり美味いですよ♪

写真は山香食堂の餃子定食。
汁物を 「味噌汁」 「ラーメン」「うどん」「そば」から選べる腹ペコには嬉しいお店です。
